10月1日、菅義偉内閣総理大臣は、日本学術会議が新会員として推薦した105名のうち6名の任命を拒否しました。これについて現政権は、「会員の人事等を通して[内閣総理大臣が]一定の監督権を行使することは法律上可能」(加藤官房長官)であるとしていますが、こうした見解は1983年に参議院文教委員会が可決した付帯決議において確認されている日本学術会議の独立性維持の意思に大きく矛盾するものであり、行政の監視役であるべき専門家の知見を「現政権の意向に沿うものであるか否か」のみで評価するという意味で、研究のみならず学問・教育のあるべき姿を根本から否定する暴挙です。この任命拒否に対し、日本音楽学会会員の有志で抗議文を準備しております。ご賛同いただける方は、以下の呼びかけ人までメールでお知らせください(メールアドレスは会員名簿にあるとおりです)。
呼びかけ人(順不同)
福中冬子
津上智実
土田英三郎
posted by webmsj at 23:31|
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